2004.4.25
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2004年4月14〜25日、なな達は旅行のため、はなたろうは病院が併設しているペットホテルに滞在しました。

はなを迎えに行った私達に先生は一通のメールのコピーと写真を渡してくれました。

<DR-○○>メールから抜粋
題名:花太朗君の奇跡

××様
ご旅行お疲れ様でした。このメールのチェックしてもらうのが花君のお迎えの前になるか後になるかわからないですが、
明日お迎えの時に私がいないかもしれないので、
滞在中のちょっとした事件をお伝えいたします。

花君、いつも昼間は病院の庭で昼寝したりスタッフと遊んだりして過ごしていましたが、
ある日わんちゃんの診察にやってきた飼い主さんが花君を見て
「あれっ、3年前にうちからいなくなったジョンじゃない?」
花君はかまってくれる人に誰にでもフレンドリーなので
「ジョン」と呼ばれて特別うれしいという風でもなかったのですが
その方たちは「ジョンかなあ、どうかなあ」と最後まで気にしていたので
花君が去年保護された犬ということ、その時の獣医さんの推定年齢は年寄りということらしかったけど私は6歳くらいと思っていることなどお伝えしておきました。
それから3日くらい後に「お父さんがそのジョンらしい犬を見せてもらいたいそうです」とご家族で見においでまして、
ちょうど花君がお散歩から帰ってくる頃に到着し、
車から降りたお父さんが遠くにいる花君に「ジョン!」と呼ぶと
初めてみせる全力疾走でお父さんに駆け寄ったんです。
で、ジョンに間違いないと。
子犬の時の写真もお持ちくださって、今の飼い主さんに渡していただけないかということでお預かりしております。
このご家族はジョンのいなくなったあとすでに犬を飼っているので
今となっては引き取ることもできないそうなのですが、
保護してくれて、こんなに大事にしてくれているということをとても感謝しておられました。

××様にとってはやや複雑な思いもあるかもしれませんが、
花君が根っからの野良犬ではなかったこと、誕生日までわかったこと
こんな偶然はそうめったに起こることではないと思いますので
どうか、これからも花君を大事に飼っていってもらえたら、と思います。
もしも××様が元の飼い主さんとお話したいということでしたら連絡先もお知らせしてかまわないと言われております。

<滞在中のお薬の処方などについての連絡事項>

「ジョン」という名前の方に反応がいいということは決してなく、
ある日「花タロー」という名の猫が来た時、私が「花タロー君、どうぞ」と声をかけると庭で「うほっ(オレ?呼ばれた?)」と尻尾をぶんぶん振って反応していました。

○○病院 ○○○○

先生にお話を聞きながら、お手紙を読んだ私は
「よかった…ちゃんとかわいがられて育てられていたんだ」
と涙がとまりませんでした。
はなは捨てられたのではなかったのです。
ただの迷子だったのです。

はなの誕生日は
1997年8月13日。

名前は「ジョン」

放浪期間は約2年。

室戸の岬付近で迷子になったそうです。

メールの題名は”花太朗君の奇跡”

本当にこんな偶然があるのですね!!



はなの出生、今までの生活に関しては私達はとても知りたいと願っていました。

でも室戸では使えなくなった猟犬の悲惨な話ばかり聞いていました。

はなの元飼い主さんがいたとしても
連絡をとるのは無理だろうと思っていました。

本当によかったです



また日を改めて
元飼い主さんと連絡をとりたいと思います。



すべての奇跡に感謝と敬意を込めて
なな

はな(ジョン)とカール

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